唎酒(ききざけ)のやり方
唎酒とは、「五感をフルに稼動させ、酒の個性を把握し、その個性を人々にわかりやすく伝えること」を意味します。
まずは目(視覚)で、酒の色調、透明度、粘性を確認します。
次に、鼻(嗅覚)で、口に含む前の酒の香りを確認します。
続いて、10mlくらいを口に含み、10秒ほど口内でくゆらせ、口当たり(触覚)と味わい(味覚)を確認、その後酒を呑み込んだ際の、喉ごし(触覚)と鼻に抜ける香り(嗅覚)を確認した上で、感じたことを表現することになります。
このブログで個々の日本酒を、教科書に則って以下の要素を押さえながら、なるべく多くの人がイメージできるよう、明瞭・簡潔に紹介していきたいと思います。
【タイプ】
・例:薫酒(以前ご紹介した4つのタイプ=薫酒、爽酒、醇酒、熟酒)
【飲用温度】
・例:20℃(温度によって香りや味わいは変化するので、それぞれのタイプに適した温度を基本とします)。
【色調】
・例:無色、透明度高い(多少黄色見がかっているものや、にごり酒もあるので)
【香り】
・例:華やかな、熟したメロンのような
【口あたり】
・例:やわらかく、まろやか
【味】
・例:熟したメロンのような
【のどごし】
・例:スッキリ
【残り香、余韻】
・例:熟したメロンのような、余韻が長い
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