毎日映画を観る:「この茫漠たる荒野で」
仕事をリタイアしたら、自由な時間が24時間になりますね。
1日1本、古今東西&玉石混合の映画を観られたら、とてもいい時間を過ごせるのでは?、と今から思っています。映画館が近くになくても、携帯やLANのネットワークがちゃんとしていれば、自宅で映画を楽しめる世の中になったのは喜ばしいことです。
先日Netflix で「この茫漠たる荒野で」を鑑賞しました。
南北戦争後のアメリカを舞台に、各地を旅する退役軍人の男が、孤独な少女との旅路を通じて心を通わせていく姿を描いた人間ドラマ。南北戦争の退役軍人キッド。各地を転々としながら世界のニュースを読み伝える仕事をしていた。旅の途中、キッドはジョハンナという10歳の孤児と出会い、彼女を親族のもとへ送り届ける役目を引き受ける。2人は厳しい自然や人間たちによってもたらされる試練に直面しながらも、荒野を進んでいく。
紆余曲折を経て、ジョハンナを親類を引き渡した後に残る違和感。それは二人で旅を続けるうちに芽生えた信頼の証、南北戦争の4年間にキッドが失った「家族」だったのです。キッドは少女から引き離し、自らのパトーナーとして迎え入れ、新しい生活を始めるのでした。
文字にすればウェットですが、砂漠の荒野同様、乾いた感情表現をするトム・ハンクスは流石です。ジョハンナを誘拐して売りさばこうとする悪党とのガンファイトにも緊迫感が満点です。彼が出ている映画に大外れは無いですね。
この映画、西部劇の典型的なパターンを踏襲し既視感かあるものの、役者の演技と撮影の素晴らしさで観る者を惹きつける作品となっています。
<評価>
★★★☆☆
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