お金の心配をしない生活をする:資産の4%定率引き出し
先日までYouTubeの動画を基に考えていた「セカンドライフのお金」ですが、全体を見通し、順序だって解説してくれる、とても良い本を見つけました。
今回は
- 寿命は95歳までと考えてプランニング
- 「4つ」のフェーズでお金を考える
- 退職後に必要な「お金」の発想の転換
- 寿命までに必要なお金の求め方
- 生活費の減らし方
- 使いながら運用する
- 資産の4%定率引き出し
- 資産の3%運用
「使いながら運用する」を前提に、今回は「使い方」の話題となります。
資産の取り崩し方には、毎年「一定額」と「一定率」の2つに分けられます。
<一定額>
メリット:金額で考えるのでわかりやすい、予定が立てやすい
デメリット:取り崩し初期にマイナスの運用収益が続くと、資産の毀損が激しい
<一定率>
メリット:運用収益のプラス・マイナスが資産の減少に影響が少ない
デメリット:毎年取り崩す額が一定しない
具体的なデータは本の中に書いてありますので引用は避けますが、資産を保持する観点から、また次回ご紹介する運用の収益は基本「率」で考えるので、筆者は「一定率」での取り崩しを提唱しています。
「4%」という取り崩し率は、アメリカの過去の株式と債券を使って「30年間使って資産が枯渇しない」というシミュレーションから導かれた数字らしく、日本にそのまま持って来られるかはちょっと「?」です。筆者に曰く、そもそも日本では資産形成の話題・ノウハウはたくさん出るものの「老後に資産をうまく使う」という点の議論・研究が欠けている。
確かに、この本に書いてあるような視点は今までありませんでした。。。。
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