死ぬまでにしたい100のこと

52歳が、これからの生き方を模索する物語

毎日本を読む:4周目の「竜馬がゆく」

仕事をリタイアしたら、自由な時間が24時間になりますね。

1日1回、読書の時間を設けたら、とても豊かな時間を過ごせるのでは?、と今から思っています。最近本を読む時間がめっきり少なくなりました。在宅勤務により通勤時間がほぼ無くなったことが大きな原因ですが、加齢によりよほど面白くないと、最後まで読み切らず途中で投げ出すようになってしまったのも原因かな、と思います。

 

という私ですが、最近また「竜馬がゆく」を読み返しています。高校時代と社会人になってから全8巻を合計3周しているので、今回が4周めとなります。

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歴史物が特に好きではないのですが、なぜか日本の幕末はとても惹かれるものがあります。大阪に単身赴任していた時はよく週末京都に行って、幕末ゆかりの地や霊山歴史館に足を運んで、志士の想いに耽ったものです。

 

なぜ自分は「幕末」に惹かれるのでしょうか?

大きな時代の変化に翻弄され、もがきながら苦しみながら、自身の理想を追求する人々の人間模様が面白いからだと思います。とはいえそんな人々を目の前にいるように生き生きと描くこの「竜馬がゆく」が無ければ、興味すら湧かなかったかもしれません。

 

なぜ自分はまた「竜馬がゆく」を読み返すのでしょうか?

1853年、ペリーの浦賀来航をきっかけに幕末が始まったとする説が多いです。

「太平の 眠りを覚ます 蒸気船 たった四杯で 夜も眠れず」と詠まれていることでわかる通り、得体の知れない外敵への恐怖感は相当なものだったのでしょう。あたかも時は徳川幕府300年の平安に慣れ切った時代。突然の外敵に対し平和ボケしていた幕府は、既得権益を守るのみに専心したがゆえ、崩壊の道を歩むことになります。

インフルエンザより多少致死率が高く後遺症もキツイ人がいる程度のウィルスをエボラウイルスのように扱うマスコミ。自らの既得権益を守るために国民に犠牲を強いる日本医師会。「緊急事態」と言いつつ「自粛要請」といった同調圧力に期待し、断固とした一貫性のある対応ができない為政者。国と自治体との曖昧な権限。今回のコロナ禍は日本という国の仕組みがいかに老朽化しているかを露呈しました。ここで立て直さなければ衰退あるのみという嫌な予感が幕末期に重なり合い、この本を手に取らせたのかもしれません。

 

但し、幕末には信条こそいろいろあれど現状を憂い、新たな世界を作ろうとした志士たちがいました。果たして今の日本に、志を持った人はいるのでしょうか。。。

 

 

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