死ぬまでにしたい100のこと

52歳が、これからの生き方を模索する物語

ソフトバンクと日本酒

 

とにかくあちこちの分野に手を出すソフトバンクですが、日本酒にも手をかけていることが判明しました(笑)。イベントでは、生産者代表として「紀土」の平和酒造と、日本酒ベンチャー「Clear」の社長とのセッションが繰り広げられておりました。

 

『日本酒は今、元気がないのではないか』、『日本酒を元気にしたい』という話題が出ました。そこから、日本酒について調査をすることになったのです」

 

この問題意識からソフトバンクが調査した酒蔵では、ITを導入しているところがなかったようで、

 

「この経験から、テクノロジーを取り入れるモダナイゼーションによるビジネスチャンスがあると感じました」

 

自分も何件か酒蔵見学した経験、また製法の映像などを観るに、各種工程がとにかく古臭く、杜氏を介した「人間の勘や経験や手作業」がなければ美味しくならないみたいな固定観念が、まだまだ日本酒の常識として蔓延している印象を受けます。

 

反面、今は日本酒の代名詞となっている「獺祭」は、一時は倒産寸前まで追い込まれ杜氏不在のまま日本酒を作る必要に迫られる中で、徹底した「データ管理」に方針を振り切って現在の成功を掴んだというブランドストーリー、日本酒好きなら誰でも知っている事実ですね。

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自分は、「新しいテクノロジーには乗ってしまえ」というポリシーの人間です。日本酒で言えば、工程の中で数値化できる部分は機械でコントロールして、味の安定性や再現化を計ればいいのでは?という立場です。

 

だからといって、全てが没個性にならないと考えます。

だって、日本酒は気まぐれな「細菌」という生物によって醸し出される飲み物で、機械には扱いきれない領域を持っていると思うので。

 

 

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