死ぬまでにしたい100のこと

52歳が、これからの生き方を模索する物語

日本酒を一大輸出産業へ!クールジャパン機構がトリオを買収

 

基本役人のすることにはロクなことはないのですが、典型的な記事を発見しました。
日本酒の海外普及を目的に、中国でワインの卸売を行なう企業を22億円で買収、3500の販売網に日本酒を乗せて中国に定着させようとする作戦です。 

 

流通さえ押さえれば勝てるという昭和的な思考なので、この作戦は失敗するでしょう。

 

  1. 中国で飲まれる「白酒」は焼酎と同じ「蒸留酒」。日本酒のような「発酵酒」があまり定着していない。                       
  2. 日本酒は結構繊細。ワインより低温で運搬や保存をしないと味が落ちる。味が落ちれば美味しくないので誰も飲まなくなる。

 

獺祭の社長が酒を卸しているNYのレストランを訪問し、保存の仕方があまりにもいい加減で全く違った酒になっていたことにショックを受けているシーンをTVで見たことがあります。今、獺祭はNYで現地生産してますね。結局流通の先まで一貫した支援体制を組まないと成功はおぼつかないかと。それにはかなりコストがかかりますので、海外のお金持ちをターゲットにした高級路線が現実的なのかもしれません。

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そもそも外国人が感じる「クール」とは何でしょうか?その答えの1つとなる4分間のカッコいい映像を見つけました。

 

日本独特の発酵文化。伝統と先進が結晶する日本酒。映像のように、来日した外国人が接する機会をたくさん作ることで、草の根から拡散していくという方法論も有りかと。流通網を買った22億円あれば、かなりのことができると思うのですが。。。

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