死ぬまでにしたい100のこと

52歳が、これからの生き方を模索する物語

2分でお酒の紹介:黒とんぼ 生酛 純米酒

泉橋酒造の蔵祭りで試飲した8杯の中で、気に入って購入した1本です。 

 

【タイプ】
 精米歩合は65%。まろやかな口当たりから醇酒に位置づけられるかと思います。

 

【飲用温度】
 9.9℃

 

【色調】
 ほんのごくわずかに黄色が入っています。

 

【香り】
 それほど強くはありませんが、蒸した米のような香りです。

 

【口あたり】
 口に含んだ際にまろやかさ、舌先から舌中に強めの刺激が拡がり、舌奥に酸がやってきました。

 

  【味】
 米の甘味を感じるのはほんの一瞬。かぶさるように酸がきます。そして酸が消える頃に再び甘味がやってきます。

 

【のどごし】
 液体は引っかかりもなく喉を流れて行きます。

 

【残り香、余韻】
 米の甘いほのかな香りが口内に残ります。また舌上に酸のかすかな余韻が残ります。

 

【コメント】
    伝統的な生酛造り。口当たりも味も3段階で進行するとても複雑なお酒です。重くはない濃密さもあり、手をかけて造られたのがしっかり伝わってきます。ブリのカマを焼いた身と合わせると、甘味の部分が脂と同調し、身を呑み込む時に酸が口内をリフレッシュした後、ほのかに余韻を漂わせました。中華料理などにも負けない懐の深い名品だと感じました。

 

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