日本酒をヨーロッパで広げる策
日本酒の現状、国内では生産量が減っているものの、海外への輸出量が右肩上がりなことを、以前のエントリーでご紹介しています。
アメリカ、香港・中国などの東アジアに比べて、ヨーロッパはまだまだ開拓の余地があるようです。
そんな中、ネットでこんな記事を見つけました。
氏曰く、ヨーロッパで日本酒が広がらない理由として
ペットボトル入りの料理酒のような質の低いものしか口にすることがない。
といった点を挙げています。日本酒は繊細なお酒ですから、長距離の輸送でいかに品質を保つかが課題と言えるのかな。
面白いと思ったのが、以下のフレーズ。
外国人に日本酒を紹介するなら、彼らを招いて桜やリンゴ、桃の木の下で味わうほどよい方法はない。
今年は上野公園で花見をしたところ、訪れていた人の7〜8割くらいが外国人だったのに衝撃を受けました。ああ、彼らも淡い薄桃色が美しいと思うんだなあって。
見上げれば桜。横を向けば気のおけない友人。柔らかな春の日差しの中、持参した料理を口に運び、日本酒で流し込む。これぞ「The 日本文化」。ヨーロッパ人が喜びそうなシチュエーションで、そりゃ、酒も美味しく感じることでしょう!
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ビックカメラで昼酒 新宿西口店は酒呑みの聖地となり得るか
酒呑みの間で密かに話題となっている(?)、ビックカメラの新宿西口店を訪問しました。取り扱っているお酒の種類と量が半端ないです。
日本酒コーナーもかなり広くて
各地域毎に分かれたスペースに、エリアを代表するお酒が並んでいます。
おつまみも各種用意されており、酒呑みに必要なものは全てここで調達できる仕組みになっています。
更にうれしいことにフロア内のカウンターで、角打ちが可能。
早速ハイネケンのエクストラゴールドと、鍋島の特別純米酒をチョイスしてみました。鍋島は30mlで300円。並べると280円のハイネケンの方がお得感アリアリですね。ワインやウィスキーも飲むことができます。
今回は冷蔵庫に入っていた静岡の臥龍梅を購入してみました。
テイスティングの結果は別の機会にご報告します。
至れり尽くせりの空間なのですが、正直言うと他の角打ちができる酒屋に比べて、あまり心が踊りませんでした。。。お酒に対する真摯な姿勢が感じられず、「多角経営の一環で酒類も扱ってる」、みたいな位置付けに思えてしまいました。。。
基本日本酒は冷蔵庫に入れておいて欲しいし、購入した瓶は酒用のレジ袋にダイレクトで入れるのでは無く、不慮の自体も想定してプチプチを巻いて欲しいし。このブログで紹介した酒屋には日本酒に対する「こだわり」がしっかり存在しているんです。
この場所が酒呑みの聖地になるのか否か、しばらく見守っていきたいと思っています。
店内の更に詳しい紹介は以下が参考になると思います。。
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おつまみにも力を入れてみよう
日本酒ってビールとかワインと違って、単品でグビグビ呑むのがちょっと難しく、ポテトフライとかチーズといったラフなおつまみではなんか寂しくなってしまうので、おつまみを作る手間を考えると、毎日呑むには向かないお酒だなと思っていました。
先日本屋に行ったところ、日本酒生活のソリューションになる本を発見。
見開き2ページに一品。作り方も一行というシンプルさがいいですね。
よく読むと、最小限の手間がかかっているところが「料理」ですね(笑)
チーズ+味噌=発酵✖️発酵の王道も載っています。
手間無くおつまみが作れて、毎日日本酒呑みのサイクルができそう!
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2分でお酒の紹介:天寶一 華風車 こいおまち 純米
初めて呑む広島のお酒ですが、掘り出し物でした!
【タイプ】
精米歩合、麹米は55%、掛米60%と分けられた珍しいタイプです。キリッとした味わいは爽酒に位置づけられるかと思います。
【飲用温度】
13.7℃
【色調】
ほぼ無色透明です。
【香り】
焼酎を感じさせるシャープな弱いアルコール臭です。
【口あたり】
強めの酸が口に含んだ瞬間に舌の上を走ります。
【味】
最初に少し甘みを感じた直後、キリッとした硬い酸味が口内に拡がります。
【のどごし】
何の引っかかりもなくスムーズに喉を通り過ぎます。
【残り香、余韻】
ほのかに甘い香り。硬い酸の名残が舌の上に残ります。
【コメント】
「こいおまち」という聞き慣れない広島のお米が原料。ラベルにある通り、「食を最大限に生かす名脇役をモットーに食事の邪魔をしない」お酒です。山椒の効いた回肉鍋に合わせましたが全く違和感なくマッチし、硬い酸が口内をスッキリさせてくれました。キレの良さから考えると、中華、フレンチ、煮魚、脂を感じる少し重めの料理に相性が良さそうです。
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日本酒とスイーツを合わせる(2)
娘が作ったチョコレートブラウニー(砕いたOreoのトッピング)と、日輪田を合わせてみました。
しぼりたて生原酒の甘みとスイーツの甘み、山廃の酸とチョコレートの苦味がうまく同調して、結構イケます。日本酒の可能性を感じさせるひと時でした。
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【本番】江戸切子桜祭り2019
かなり引っ張ってしまいましたが、本番のレポート です。
イベントスペースに並ぶ切子の数々。圧巻ですね〜。
目を引いたのが、1つのツールに奥行きや立体感を感じさせる仕事。どうやったら1枚の皿に透かした色が出せるのだろう。大きな瓶の曲線に模様が掘れるのだろう。非常に興味深いですね。
この作品では、切子=幾何学模様、という固定観念を見事に崩されました。こうなると、表現の幅もかなり拡がるだろうなあ。
個人的に気に入ったのが、黒い切子。
赤や青といった華やかな色が定番の中、このクールな感じが目を引きました。
切子は高価なものが多いのですが、いつかは食卓に並べてみたいものですね〜。
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2分でお酒の紹介:日輪田 山廃純米 生原酒
久しぶりにメロンを感じるお酒に出会いました。
【タイプ】
精米歩合は60%。しっかりした瓜系の香り、薫酒に位置づけられるかと思います。
【飲用温度】
17.7℃
【色調】
瓶に堆積している滓(オリ)が舞うので、白く濁ります。
【香り】
熟れる前のメロンのような、若い瓜系の香りがします。
【口あたり】
ピリっとした炭酸の刺激が走ります。液体は密度が濃いめです。
【味】
ちょっと固めの若いメロンの果肉のような甘さです。
【のどごし】
密度にあった、ゆっくりとした流れかたです。
【残り香、余韻】
ほのかなに残るメロン臭。酸の刺激が舌の上に残ります。
【コメント】
搾りたての生原酒とくればそれなりの甘さかな、と想像していましたが、予想以上にメロンチックなフルーティさを持つ若々しさ。滓があるのも影響しているのでしょうか。とはいえ、呑み込んだ後に山廃らしい酸も感じられ、いろいろな楽しみ方ができるいいお酒だと思いました。
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サクっと呑みに最適 和酒pub 庫裏@新橋
新橋駅ビルの地下1階、飲み屋通りにある庫裏(くり)のご紹介です。
立ち呑み専門、結構モダンな作りでございます。
常時25種類の日本酒が150円からリーズナブルに楽しめるのがいいですね。
いろいろな種類を呑みたい人間なので、注文は45ml専門です。
この日はお店の人に勧められた陸奥八仙と山形正宗の東北勢をチョイス。
どちらも綺麗な味がしました。
小鉢のつまみはall100円。梅水晶、お腹が空いていたのでローストビーフも購入。
徐々に素の自分に戻りつつ、呑んだことのないこの2本で、クローズとしました。
1,2杯呑んでつまんで500円、仕事帰りにモードの切り替えでサクっと立ち寄る、みたいな使い方ができる粋なお店です。
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