【番外編】北千住 もつ焼き つみき
割とアンテナを拡げて美味しい店を探していたつもりですが、しょっちゅう訪れている北千住にもつ焼きの良店がある事を見逃しておりました(恥)
いかにも大衆酒場的な外観。提灯のポジションが絶妙です。
スターターは当然ホッピー。
新鮮なコリコリ(子宮)は名前の通り心地良い歯ごたえが素敵です。
次にレバテキ。
ミディアムに通った火と、大量のネギや生姜のおかげで臭みはないがレバー特有のネットリ感も味わえる一品となっています。
レバテキの奥に鎮座するのがハラミ一本焼き。
綺麗なピンク色が見目麗しく、柔らかな口当たりとタレのコンビネーションはミシュランの審査員も魅了するに違いありません。この店のベスト!と言い切れる逸品で、おかわりせずには要られません。
ナンコツの刺身。
タレに染まった口内をリセットする箸休め的な位置付けも、軟骨と周辺に付いた肉の歯応えがたまりません。
焼きは味をお任せにするのがいいと思いますが、塩にして新鮮な材料を味わうのも楽しいですね。味噌ダレもそれほどクドくありません。
雰囲気、弾力に富んだ新鮮なモツに魅せられた人々が集まり、いつも満員のお店です。大学が近いせいか、アルバイトの店員もお客も学生がたくさんいて割と女性比率が高いお店です。目抜きの宿場通りに新店がいつの間にかできていますが、綺麗過ぎて大衆感がなく、こちらに足を運んでしまいます。
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2分でお酒の紹介:一本釣り 吟醸酒
初めて聞く銘柄が、高知の日本酒セットに入っていました。
【タイプ】
精米歩合は60%。「爽酒」に位置づけられるかと思います。
【飲用温度】
冷蔵庫から1時間出して22.1℃。
【色調】
無色透明です。
【香り】
これだけ高めの温度ながら、ほとんど香りがありません。
【口あたり】
口に含んだ時にまず酸が口内を走り、後から水のような柔らかさがやって来ます。
【味】
酸以外は、ほんの少しだけ米の甘味を感じる程度です。
【のどごし】
何の引っかかりもなくスムーズに喉を通り過ぎます。
【残り香、余韻】
米の甘味も酸もほとんど残りません。
【コメント】
「一本釣り」の名の通りシンプルな味わいのお酒です。口に含むと甘味を舌先に感じてから酸が追っかけてくるお酒が多いのですが、これは真逆、酸が主役となっている珍しいタイプです。魚介類はもちろん、ドライな口当たりからして、脂の強いタレ系の料理にもピッタリのお酒です。
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2分でお酒の紹介:司牡丹 純米吟醸 生酒
高知の日本酒セットは吟醸酒が多いのですが、今回は純米酒でした。
【タイプ】
精米歩合は60%。シャープな感じから「爽酒」に位置づけられるかと思います。
【飲用温度】
冷蔵庫から1時間出して21.6℃。
【色調】
無色透明です。
【香り】
柔らかなフルーツの香りを感じます。
【口あたり】
口に含んだ時には水のようなシンプルが、その後は酸が口内に拡がります。
【味】
ほんの少しだけ、米の甘味を感じますが、その後はほぼ水のように無味です。
【のどごし】
何の引っかかりもなくスムーズに喉を通り過ぎます。
【残り香、余韻】
米の甘味も酸もほとんど残りません。
【コメント】
「生酒」のラベルの記載から甘い味を想像していましたが、さすが高知のお酒。真水に多少砂糖を混ぜたような薄い甘味が軽く走った後は、酸で口内がスッキリするかなりドライなタイプです。鰹のタタキなど赤身の魚には間違いなく合うお酒です。
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【番外編】食べ物は見た目が9割。
昔のベストセラーで、「人は見た目が9割」というのがありました。最近食べたラーメンを振り返るに、見た目が格段に美しくなっているなーと改めて気がつきました。
かぐら屋@水道橋。東京ではあまり見かけない濃厚鶏白湯スープです。
喜多方ラーメンのチェーン店といえば、鉄板の坂内。焼豚ラーメンは15枚が均等に並べられ、幾何学的な美しさを醸し出しています。
まる岡@亀有。自宅の近くにできた和歌山ラーメンのお店。
丼一面を覆う九条ねぎの下には、丁寧な仕事を経た豚骨スープと醤油がクロスオーバー。濃厚なスープに絡むねぎの歯ごたえで、口中が幸せになります。
見た目が全てではない=真理だと思いますが、内面が見た目に反映する、とも言えます。フォトジェニックな食べ物はSNS全盛の時代に益々磨きがかかっていくでしょう。まあ、余計な事を考えず美味しく頂けばいいだけの話ではありますが。
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2分でお酒の紹介:蓬莱 飛騨のどぶ
先日ご紹介した、ふるさと納税でGetしたお酒のセンターに君臨しています。
どぶ=どぶろく=米と麹でアルコール発酵させた液体を濾していないものですね。
【タイプ】
どぶろくなので精米歩合は0%、醸造アルコール添付です。アルコールが17度。
【飲用温度】
19.6℃。冷蔵庫から出して1時間も経っていないのに。夏ですね。
【色調】
カルピス、牛乳のように真っ白です。
【香り】
ヨーグルトのような酸味の香りです。
【口あたり】
口に含むと粘度を感じる濃厚さ。色といい香りといい、飲むヨーグルトや甘酒と比較するとはるかに濃いです。健康診断で飲む、バリウムを少し水っぽくした感じです。
【味】
ヨーグルトそのものの甘味ですが、醸造アルコールの酸が急に来て、これはお酒だったということをわからせてくれます。
【のどごし】
粘度の高い液体が流れ、喉に少し残る感じがあります。
【残り香、余韻】
薄っすらと米の甘味の香り。口内は液体が張り付く感じ。
【コメント】
見た目などから、マッコリの飲み口を想像していましたが、見事に裏切られました。濃厚な口当たりと強めの甘味。醸造アルコールが前に立たなければソフトドリンクと間違いそうで、17度のアルコールは危険すぎます。活発に働く乳酸菌の産物を頂く感じが体に良さそうです。でも呑み過ぎたらOUTだな。
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【番外編】駅前酒場@綾瀬
その店は、私の隣駅にある最近のお気に入りです。
コの字カウンターに年季の入った茶色い店内。昭和の匂いがプンプンするな。
これだけで間違いはありませんね(笑)
まずはハイボールを。ウィスキーじゃなく、酎ハイとエキスを炭酸で割るこれぞ東京の下町のやつ。通は「ボール」と言い放ちます。
見目麗しいホタルイカ。このお店は海鮮が特に旨い。
本日のおすすめにあった「海のレバー」を注文。生臭さが全くなく歯ごたえがコリコリして旨い。これは何かと思ったら「もうかの星」と呼ばれるサメの心臓であることが判明。
ご主人と少しお話ししたところ、昼は豊洲で働いているとのことで、そこが仕入れ元になっているようです。とはいえこの店は魚だけではありません。厚みのメンチカツは手作り感満載も、箸を入れれば肉汁ドバーで皿上浸水注意報。
キビキビとした若女将、「離乳食 300円」の品札、店内の幼児。
この店の謎を解くために、しばらく足を運ぶことになりそうです。
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2分でお酒の紹介:蓬莱 吟造り 生貯蔵酒
先日ご紹介した、ふるさと納税でGetした一品です。
【タイプ】
精米歩合は55%、吟醸酒なので醸造アルコール添付です。口当たりなどから「醇酒」に位置づけられるかと思います。
【飲用温度】
10.2℃
【色調】
ほぼ無色透明です。
【香り】
弱い香りです。少しアルコール臭を感じるかな。
【口あたり】
口に含むと柔らかさを感じた瞬間、すぐに酸が舌の上を走ります。
【味】
米の甘味がはっきり出ています。それを上から打ち消すように強めの酸が降って来ます。
【のどごし】
何の引っかかりもなくスムーズに喉を通り過ぎます。
【残り香、余韻】
薄っすらと米の甘味の香り、酸の名残。
【コメント】
火入れをしていない生貯蔵酒のためか結構リッチな米の甘味ですが、醸造アルコールが強めに効いて少しバランスが崩れているかもしれませんが、味の濃い目の洋食にも対応しそうです。「バランス崩れてる」って、「モンドセレクション金賞」にちょっと胡散臭さを感じてしまう自分の感性がバイアスをかけているのかな。。。。
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【番外編】もつ焼き でん@水道橋
所用で水道橋に行った際、昼から長い行列ができていた酒場。
用事を済ませて前を通ったら行列が無くなっていたので、少し待ってから入場。
レモンサワー。コダマの瓶を見るのは久しぶりだな。
このお店は超有名店で、夕方の5時ごろに来たのに頼めるツマミが結構限られていて。見慣れない動脈刺しを注文。綺麗な薄ピンクと甘めな味噌と、コリコリの食感が絶妙のマッチ。旨かったあ。
限られた焼きからはシロ・ハツ・カシラをチョイス。どれも大振りだけどプリップリの歯ごたえで旨かったあ。
隣のカップルがお代わりしていた軟骨刺し。気になって頼んでみたら大当たり。コリコリの軟骨の周りにある肉を剥ぎ取るように。刻みネギとポン酢かな、多少酸味のあるかけ汁のバランスが最高に旨かったあ。
チャラい店員の態度にはたいそうムカついたけれど、それを補って有り余るもつの旨さ。また機会があればぜひ訪れたい良店です。
日本酒ベースのカクテル
ビールやワインのカクテルとといえば、2,3つすぐに名前が浮かぶものですが、日本酒のカクテルってあまり聞いたことがないなあと。
そんな中、ネットでこんな記事を見つけました。
「カクテル」というといろいろな材料を混ぜた華やかな色合いを想像してしまうのですが、日本酒が基酒となると、氷を入れるだけとか、お茶を入れるだけとか、かなりシンプルな作りが多いですね。甲類焼酎と同じ使い方かな。
「日本酒カクテルの素」というのも見つけてしまいました。ベースが透明なので瓶の中の果物の色が綺麗に映えます。特に指定はないようですが、入れる日本酒はどんな系統が合うでしょうか?
まず、「同調」をベースに考えるとフルーティーな大吟醸酒あたりですが、酒と果物がケンカしそうな気もするし。。。。案外純米酒のほうが相性が良かったりして。
幅広い料理と合わせやすい日本酒ではありますが、自身がいじられるのにはあまり向いていない雰囲気。変な偏見のない外国人のほうが、いろいろな楽しみ方を開発しそうですね~。
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